高級食パン「銀座に志かわ」の
FC加盟店とのトラブル記事？！
について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
高級食パン「銀座に志かわ」のFC加盟店とのトラブルについて、気が付いた点など、個人的な見解を記載しています。
週刊新潮 2022年5月26日号掲載の記事に、
高級食パン「銀座に志かわ」のFC加盟店とのトラブル？！
に関する記事が掲載されています。
一般的に、
FC本部と、加盟店とのトラブル
は、特に目新しいことではありません。
ですので、FC本部側としても、特に、「銀座に志かわ」のように、比較的新しくFC本部の場合、
過去のFC本部運営の事例を調べれば、どういう点に注意しなければならないか？
がわかりそうなものですが、同じようなトラブルを起こすということは、非常に、残念です。
ただ、記事自体が、
事実に基づく内容なのか？
という点や、
実際の内容を誇張するような記事の可能性？
といった点で、100％鵜呑みにできないという面はあります。
新聞や週刊誌の記事の場合、
実際、事実と異なる、あるいは、誇張した内容が多い
ということは、周知のことです。
ただ、トラブルが発生しているという事実があれば、やはり、本部の運営面で、何かしらの問題がある可能性は否定できません。
週刊誌などのマスコミ情報は、偏った内容も多いので、その点を踏まえての判断になります。
記事の内容について
下記に、記事の一部を抜粋すると、結局は、
加盟時の説明と実際が違った
ということになります。
下記に、記事の内容を引用したものを記載しておきます。
近畿地方でFC加盟店を経営していた元オーナーが明かす。
高級パン「銀座に志かわ」元FC加盟店オーナーが証言 「儲けが出ない仕組み」と撤退時のトラブル https://www.dailyshincho.jp/article/2022/05261040/?all=1
「私は19年に開店し、昨年の秋に解約しました。そもそも、銀座仁志川本部から提供されるのは、儲けが出るはずのない仕組み。FC加盟店の大半は利益が出ておらず、経営を辞めるオーナーが増えています」
FC契約の際、本部の担当者から開店費用は約3000万円と伝えられた。
「まず、契約金として300万円、保証金100万円。そして出店時の内装工事費が約1250万円、設備什器などに約1300万円、その他、銀座仁志川名義で借りている店舗物件の敷金やら従業員の人件費やらで、1000万円以上かかりました」
担当者から示されたシミュレーションによると、開店後23カ月目には黒字に転じるはずだった。だがそれは、単なる机上の空論と思い知らされる。
高級パン「銀座に志かわ」元FC加盟店オーナーが証言 「儲けが出ない仕組み」と撤退時のトラブル
FC加盟検討時の注意点について
トラブルの原因となっているのは、
FC本部の提示する売上げ、利益のシュミレーション
に端を発していると言えます。
しかしながら、売上げ、利益のシュミレーションは、
あくまで、予想の数字
であり、将来的に、その数字を保証している訳ではありません。
もちろん、なかには、
しっかりと検証したデータをもとに数値を予想しているかどうかも怪しい場合
もあります。
また、売上げ、利益のシュミレーション資料を説明する際の、
FC本部の担当者の説明の仕方
も気になるところです。
そもそも、
ＦＣに限らず、どんな事業でも、将来の数字を正確に予測することは不可能
だからです。
また、加盟を検討するかどうかの判断をする為には、できれば、
複数の加盟店の数字を見せてもらう
のがベストなのですが、本部によっては、難しい場合もあります。
いずれにしても、
売上げのシュミレーション
に関しては、上記にも記載しましたが、現実的には、FC本部の数字をそのまま鵜呑みにせずに、自身で考えて判断する必要があります。
FCといっても、加盟店は、独立した法人ですので、それぞれが、自己責任で、経営判断を行うということになります。
加盟検討時に、フランチャイズ本部が提示する「収支シュミレーション」は、あくまで、「シュミレーション」です。
ですので、将来的にその数値になるとは限りません。
さいごに
FC本部の提示する売上げ、利益のシュミレーションが、しっかりと考えられたものかどうかは、
その本部の経営姿勢
にもよってきます。
ですので、
信頼できるＦＣ本部どうか
を見極めることが、ＦＣ加盟を検討する上で、重要なポイントになってきます。
つまるところ、
本部の信頼性
の見極めがポイントになってきます。
また、中小小売商業振興法施行規則で、2022年4月1日から、FC本部は、
コンビニなどの小売や、飲食業
においては、
類似する店舗の3年分の収支の説明義務
が必要となっています。
ですので、従来に比べて、より判断しやすい状況となってはいます。
詳細を別ページで記載しています。▼
ただ、業種によっては、この法令に適応しない場合もありますし、対象業種においても、その対応の内容にも差があります。
もちろん、最終的には、自己責任での判断にはなります。
仮に、本部から数字が出てこないとしても、既存の加盟店を見に行って、
１日の来店客数
を調べれば、平均単価をかけておおよその数字を確認することはできます。
その際には、もちろん、店舗側に迷惑をかけない範囲での対応にはなりますが、複数のお店を調べることで、ある程度の実態を確認することはできます。
加盟店の立地や経営のやりかたの違いで、店舗間の差もでますので、当然、バラツキはでますが、おおよその状態を確認することはできるでしょう。
結局、FC契約後に損害を被るとすれば、結局、それは
加盟店側のリスク
になりますので、契約前には慎重に検討することが大切になってきます。
以上、「高級食パン「銀座に志かわ」のFC加盟店とのトラブル？！」についての説明でした。
